ナイチンゲール映画の作品情報
監督 | ジェニファー・ケント |
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脚本 | ジェニファー・ケント |
出演者 | アシュリン・フランシオーシ サム・クラフリン バイカリ・ガナンバル |
音楽 | ジェド・カーゼル |
公開日 | 2020年3月20日 |
上映時間 | 136分 |
ナイチンゲール映画の主演キャスト
アシュリン・フランシオーシ
オーストラリアで盗みを働いたことでホーキンス部隊にとらわれているアイルランド出身の囚人クレア・キャロルを演じる。性的暴力や精神的に追い詰められるなか、愛する夫と子供をも奪われてしまう。オペラ歌手でもあるアシュリン・フランシオーシの劇中での歌声は心を揺さぶられる。
サム・クラフリン
イギリス軍、部隊指揮官のホーキンスを演じる。クレアに性的暴力を加えたのち、夫のエイダンと子供を殺害してしまう。
バイカリ・ガナンバル
劇中クレアと出会うアボリジニの少年ビリーを演じる。黒人であることで人種差別を受けている。白人であるクレアと相容れない様相であったが、少しずつ心を通わせていく。互いのプライドが結びつくラストは必見。映画は初出演である。
デイモン・ヘリマン
ホーキンスの部下であるルース役。ホーキンスとともにクレアに性的暴力を行い、エイダン殺害を実行する。
ハリー・グリーンウッド
ホーキンスの部下であるジャゴ役。ホーキンスの命令でクレアの娘を殺害してしまう。
マイケル・シェズビー
クレアの夫エイダンを演じる。クレアが刑期を終えても拘束され自由になれないことに不満を感じ、ホーキンスへの交渉を試みる。しかしこの行動がホーキンスを逆上させてしまい、殺害されてしまう。
ナイチンゲール映画の見どころや予告動画
あらすじ
19世紀、イギリス植民地時代のオーストラリアが舞台。まさに暗黒時代といえる頃だ。肉体的、精神的、愛する夫と子供を奪われ、様々な絶望の淵に立たされたアイルランドの女「クレア」が復讐の旅へ出るバイオレンススリラー。差別や暴力を媒介に、ガイドを務めるアボリジニの少年「ビリー」との話が多面的に絡み合っていく。冒頭から起こるナイフを片手に子供と触れ合うシーンや、とことん降り注ぐ残酷な運命、熱帯雨林の鬱蒼とした森での撮影は緊迫感を生み、強烈な描写に一気に画面の中に引き込まれていく。クレアとビリーは、白人と黒人という相容れない関係。この2人が森の中をさまよい歩く中で見つけていく「希望」とはいったい何なのだろうか。
ナイチンゲール映画の口コミやレビュー
ジェニファー・ケント『ナイチンゲール』。素晴らしかった。19世紀タスマニア、流刑の憂き目にあったアイルランド女囚とそれをガイドとして支えるアボリジニの男、2人の話が差別や暴力を媒介に絡み合うユニークな復讐譚。熱帯雨林の絡みつくような暗闇を捉えた撮影と容赦ない暴力描写に圧倒される。 pic.twitter.com/Oh9WH5PLdz
— セメントTHING (@cement_thing) March 24, 2020
#ナイチンゲール
性的,肉体的,精神的虐待,奪われたモノの大きさが復讐心へと変貌する。その時代の差別と暴力をアボリジニや少年との交流を交えて多層的かつ正直に描くことで単なる復讐劇に留まらず,森の中を彷徨い歩く中での”気づき”が人間性まで深く描いている。ラストの囀りに微かな希望を見た pic.twitter.com/izat0a8dZo— Tom@映画垢 (@movie_watcjer) March 26, 2020
ナイチンゲール
隷属などしない、己を取り戻す為のハードな旅路 同じ傷、共通の敵の前に、復讐心と諦めを超えて自分の尊厳を取り戻しに行く姿に、グツグツと煮え立つパワーのようなものが感じられる 鳥籠の中ではなく、自由の声を求めた2羽の鳥を象徴するようなラストは慈愛と力強い解放感を湛えてた pic.twitter.com/dgfVoun8as— シネマなぎ (@backtotnenow) March 27, 2020
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