「スターウォーズ エピソード8/最後のジェダイ」
1. 「スター・ウォーズ」シリーズにおける第8作品目で、レイを主人公とする続三部作の第二章「エピソード8」。
2.映画の作品情報
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
日本での興行成績:75億1000万円
2016年12月27日にレイア役のキャリー・フィッシャーが死去したため、本作は遺作となった。エンドロールではレイアのテーマと共に追悼文が表示されている。
3.映画の日本での公開日は2017年12月15日
4.映画の主演キャスト(日本語吹き替え)
ルーク・スカイウォーカー /マーク・ハミル(島田敏)
レイア・オーガナ /キャリー・フィッシャー(高島雅羅)
カイロ・レン /アダム・ドライバー(津田健次郎)
レイ /デイジー・リドリー(永宝千晶[16])
フィン / ジョン・ボイエガ(杉村憲司)
ポー・ダメロン /オスカー・アイザック(小松史法)
最高指導者スノーク /アンディ・サーキス(壤晴彦)
マズ・カナタ /ルピタ・ニョンゴ(杉本ゆう)
ハックス将軍 /ドーナル・グリーソン(川本克彦)
C-3PO /アンソニー・ダニエルズ(岩崎ひろし)
キャプテン・ファズマ /グェンドリン・クリスティー(斉藤貴美子)
ローズ・ティコ /ケリー・マリー・トラン(冠野智美)
ホルド提督 /ローラ・ダーン(塩田朋子)
DJ / ベニチオ・デル・トロ(咲野俊介)
ヨーダ /フランク・オズ(多田野曜平)
コニックス中尉 /ビリー・ラード(押川チカ)
チューバッカ /ヨーナス・スオタモ
ダーシー中佐/アマンダ・ローレンス(磯西真喜)
R2-D2 /ジミー・ヴィー(英語版)
BB-8 /ブライアン・ヘーリング&デイブ・チャップマン
5.見どころ
旧三部作の後日談に相当する物語。
伝説のジェダイルーク・スカイウォーカーの元をレイが訪ね、弟子入りを申し出る。しかし、ルークはジェダイは自分で終わりと告げ無視する。ひとり、島で修行を続けるレイ。だが、ルークはハン・ソロが息子のカイロ・レンに殺されたことを知り、レイにフォースを伝えようと決意。だが修行の途中でレイが「暗黒面を拒否」しなかった事を見て、ルークは迷う。
レイとレンのフォースでの心のつながり、そして「ファースト・オーダー」の最高司令官スノークとの決着。窮地に追い込まれていたレイア将軍率いるレジスタンスはせん滅されてしまうのか。ジェダイを継ぐ者はだれなのか。
6.映画のネタバレ・あらすじ
6.1 伝説のジェダイ「ルーク・スカイウォーカー」を探し当てたレイは弟子入りを申し込む
最高指導者スノークが率いるファースト・オーダーと新共和国のレイア・オーガナ将軍が率いる軍隊レジスタンスの戦闘が激化していた。
伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーが発見されたことにより、レジスタンス側に勝利が見えてくるかと思われたが、予想は外れ、レジスタンスの戦士たちは窮地に立たされていた。
ファースト・オーダーはレジスタンスが拠点を築いていた「惑星ディカー」の位置を発見、スター・デストロイヤーの大艦隊で急襲してきたのだ。
レジスタンスのパイロットであるポーがひとりでスター・デストロイヤーの大艦隊の前に立ちはだかり、レジスタンスの艦隊が基地から撤退するための時間を稼ごうとした。
戦闘中にポーが被弾、続いて援護にやってきたレジスタンスもほとんど撃墜されてしまう。
残り一機の爆撃機に乗っていた「ティコ」の命懸けの行動により、敵の強力なキャノン砲を撃沈することに成功、最初の目的を果たすことができた。
一方、R2-D2とBB-8が完成させた地図を頼りに、ミレニアム・ファルコン号で「水の惑星オクトー」の孤島に隠れていた伝説のジェダイ「ルーク・スカイウォーカー」の元へ向かったレイは、かつてルークが愛用していたライトセーバーを差し出すが、ルークに放り投げられてしまった。ルークはレイをジェダイにする気が全くないようで、彼女の申し出を無視する。ルークからこの孤島に来た理由を尋ねられたレイは、彼の妹であるレイアが率いるレジスタンスとファースト・オーダーの戦いが今なお続いており、レイアがルークの帰りを待っていることを伝える。それでもルークはレイアたちの元へ戻ることを拒否し、レイにこの孤島から去るよう告げる。
めげずにルークに修行を願い出続けるレイ。ルークはチューバッカやR2と再会し、友人のハン・ソロがレンに殺されてしまったことを知ってショックを受ける。ルークは悩んだ末に、翌日の夜明けからレイの修行を開始する決心をする。ルークからフォースの使い方を懸命に学んでいる最中に、レイはフォースの暗黒面に引き込まれそうになり、ルークからこう言われるのだった。
「君の力は危険なフォースだ。それを君は、跳ね除けようとしなかった・・・」「かつて、それを恐れなかったのは、私が訓練していた「弟子のひとり」だ。そしてそのフォースに良く似ている」
6.2 暗黒面の恐怖。そしてレイとレンの繋がり
一方、ハイパースペースを抜けて逃げてきたレジスタンスのクルーザー達。
ファースト・オーダーの最高司令官スノークに、父親のソロを自身の手で殺したものの、まだ心に迷いがあることを指摘されてしまうカイロ・レン。
さらにはライトセーバーでレイに敗北したことを責められ、怒りが頂点に達したレンは激しい攻撃をレジスタンスに仕掛ける。その攻撃によりレジスタンスのクルーザーは損傷、レイアは昏睡状態となってしまい、彼女の代理人として「アミリン・ホルド提督」がレジスタンスの新たな指揮官として就任することとなった。
そんな中、ポーは自分の作戦をホルド提督に相談すれば反対されると思い、フィンと整備士の「ローズ・ティコ」の二人を、スノークが乗っている巨大な戦艦「メガ・スター・デストロイヤー」の内部に潜入させ、レジスタンスを追跡する装置を一時的に止める作戦を、フィンとローズだけにこっそり提案する。
敵艦の内部へ潜入する方法をポー、フィン、ローズの3人で真剣に模索するが、なかなかアイデアは浮かばない。そこでフィンは「惑星タコダナ」のマズ・カナタに相談すると「惑星カントニカ」にあるカジノで栄える「カント・バイト」に、コードブレイカー(暗号解読者)がいる。そいつを見付けろ、と教えられる。
ローズはカント・バイトを知っていた。昔そこで苦労をしていた過去があった。
フィン、ローズとBB-8は小型のシャトルに乗り「カント・バイト」へと向かい、そこで運良くコードブレイカーを発見。しかし彼に接触する直前に警察隊に逮捕されてしまう。
牢屋内で二人がこれからどうするか議論していたところ、同じ牢屋の中にいた男が「俺もコードブレイカーだ。」と言い、牢屋のロックを簡単に解除してしまう。
男の手引きで脱獄した2人は途中で厩舎で働かされている奴隷の少年・少女たちと出会うが、その中の一人の少年「テミリ・ブラッグ」が警報装置を押そうとした時、ローズは笑顔で彼に「怖がらないで、私たちはレジスタンスよ。」と言うと、彼は押すことをやめてくれた。逃走は成功した。
その頃、ルークの元で訓練を積んでいたレイだったが、修行中フォースの力によってレンと交信することが出来るようになり、レンが過去にルークの弟子として彼のもとで訓練をしていた頃、ルークが自分を暗殺しようとしたこと、レイの両親は既に亡くなっている、という衝撃の事実をレンから聞かされた。
そしてレイはレンと交信していた姿をルークに発見されてしまう。ルークはレイを拒絶する。だがレイはルークに「レンはまだ完全な暗黒面には堕ちていない。光と闇の間を迷っている。私がレンを暗黒面から救い出す」と言い、修行の途中だったがファルコン号でオクトーから飛び去った。
6.3 追い込まれるレジスタンス。ジェダイの存亡は。
コードブレイカーのDJが盗んできた宇宙船でメガ・スター・デストロイヤーの内部に侵入することに成功し、ファースト・オーダーの将校に変装して追跡装置を止めに向かったフィンとローズ達。
しかし直前でファースト・オーダーに捕まってしまう。実はDJがレジスタンスの作戦を密かにファースト・オーダーに売り、金と引き換えに裏切ったからだ。絶望的な状況の中、レジスタンスの脱出用のクルーザーまでもが狙い撃ちにされてしまう。
同じ頃、メガ・スター・デストロイヤー内では、単独でレンの説得に出向いたレイが、レンに捕らえられスノークが待つ「玉座の間」に連れ出されていた。
スノークは服従する意思の無いレイを自分への「服従の証」として処刑するようにレンに命じたが、レイに一種の愛着を覚えていたレンはスノークに従うふりをし、自分のライトセーバーではなく、スノークの座る椅子の脇に置かれていたレイのライトセーバーをこっそりとフォースで起動させ、上半身と下半身を真っ二つに切断した。スノークが倒されたため、スノーク専属の護衛がレイとレンに襲い掛かってきた。
しかし、レイとレンの二人は共闘し、8人の親衛隊を見事に全滅させる。戦いが終わった後レンは、レイに「俺と手を組み、二人で銀河を支配しないか。」と説得するが、レイはそれを拒否し船を去っていった。
その頃、ファースト・オーダーのスター・デストロイヤーの激しい攻撃によりレジスタンスの脱出用クルーザーが全滅間近となったとき、陽動作戦のために母船に一人で残っていたホルド提督は、自分の乗っている船の進行方向をメガ・スター・デストロイヤーに向け「ハイパースペース・ジャンプ」をして激突させてスター・デストロイヤーに壊滅的な打撃を与えた。
打撃を受けて混乱するメガ・スター・デストロイヤー内では、フィンがかつての女性上官のファズマと戦って倒し、格納庫に待機させてあった「スノーク専用シャトル」を奪いローズ、BB-8と崩壊していくメガ・スター・デストロイヤーから脱出成功。
一方、玉座の間でスノークの遺体を発見したハックス将軍は、レンに事情の説明をするように詰め寄るが、逆にレンからフォースの力で首を締め上げられ、スノークに代わり、レンが新たな最高指導者になることを渋々認めさせられる。
同じ頃、レジスタンスのクルーザー内では、昏睡状態から回復したレイアの秘策により、ファースト・オーダーの攻撃から逃れるため、旧反乱軍の基地があった「石の惑星クレイト」に避難することに決定。
岩塩でできた坑道に立てこもり、援軍を待ち望むレジスタンスの残り少なくなった兵士たちだったが、そこへファースト・オーダーの最高指導者となったレンが率いる部隊が、立てこもる彼らを全滅するために襲撃を開始した。
ファースト・オーダー強力なスーパーレーザー砲を用意して基地を攻撃しようとする。それに対してポーやフィンらは古びたスピーダーを見つけ出してレーザー砲の阻止に向かうが、フィンを助けようとしたローズも重傷を負う。
そこへミレニアム・ファルコンでレイやチューバッカが駆け付けて加勢し、更にはどこからともなくルークまでもが駆け付けてきた。
ルークはレイアと再会を果たすとひとりでファースト・オーダーの前に立ちはだかった。
敵の強襲をものともしないルーク、最終的にルークはカイロ・レンとライトセーバーでの一騎打ちになる。
カイロ・レンはルークをセイバーで切るが、それには手ごたえが無い。実はこのルークはオクトーからルークがフォースで再現している幻影であった。そしてカイロ・レンに「私は最後のジェダイではない」と告げると消えていった。
また、オクトーにいるルーク本体も力を使い果たし、最後はフォースと一体化して消えてしまう。
レイは生き残ったレイアやフィン、ポーらを連れてミレニアム・ファルコンでクレイトから脱出、次の戦いに向かうため力を蓄えるべく、出発したのだった。
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