「22/7(ナナブンノニジュウニ)」アニメ6話リーダーは佐藤麗華になりどんな展開になるのか
「22/7(ナナブンノニジュウニ)」アニメ6話のあらすじ
「リーダーは佐藤麗華」と突然”壁”から任命され、人一倍責任感の強い麗華はひとり思い悩む。そんな中、22/7は新たな指令で沖縄へ写真集の撮影に向かう。晴れ渡る沖縄の空の下、海辺ではしゃぐメンバーたちとは裏腹に、麗華の心はもやもやと曇ったまま。その矢先、麗華に渡された撮影用の衣裳は、なんとセクシーな水着。「清く正しく」がモットーの麗華は激しく抵抗するが……。
「22/7(ナナブンノニジュウニ)」アニメ6話のネタバレストーリー
・麗華の誕生エピソード
生まれて間もない麗華は病院の集中治療室の中で生死の境をさまよっていた。
麗華の母親も体が弱く母子ともに生存しているだけでも奇跡のような状態だと医師は告げる。
そのような厳しい状況のなか麗華の母親は、自らにはこれから先良いことが起こらなくても良いから麗華の命が助かるようにと祈りを捧げていた。
・リーダーは麗華
22/7の待機ルームでは壁からは一度に20もの指令が吐き出されていた。
そこにはニコルにはファッションモデル、都にはラジオパーソナリティといった個人活動。
また歌番組やイベント出演などメンバー全員での活動まで、多岐にわたる指示が記されている。
しかし、どれもやりたいからと言ってすぐできる仕事ではないと困惑する22/7メンバーたち。
だがマネージャーの合田は、それらの仕事がすでにオファーされているものであり壁はその許可を出したに過ぎないと告げる。
無邪気に喜ぶ最年少のジュンを除き、ますます壁という存在に謎を深めるメンバーたち。
そして指令の中に仕事の指示とは違う異質なものが一つ含まれていたことを合田はメンバーに告げる。
それは22/7のリーダーは麗華であるというものであった。
・沖縄での水着グラビア撮影
壁からの指令を遂行するために22/7はさっそく沖縄にやってきた。
沖縄の澄んだ青空の下で水着姿ではしゃぎ回るメンバーたち。
一方で麗華は水着での撮影への抵抗感から水着に着替えることもバスから降りることも出来ないでいた。
合田に抗議する麗華だが合田は麗華の魅力を伝える手段だと説明し、さらには壁からの指令は絶対ということを伝える。
合田は取りあえず撮影の順番をずらすということを麗華に告げてバスから去っていった。
・麗華と父
過去の回想、朝の身支度のなか麗華は母親の仏壇に手を合わせていた。
だらしのないところがある父親を起こす麗華。
彼女は亡き母親との清く正しく生きるという約束を頑なに守っていた。
学校で友人たちと一緒に食事をする麗華だが学校のミスターである先輩からの告白を断ったという話題から、その真面目さをからかわれる。
さらにはファザコンであるともからかわれるが、家族を大切に思うのは当たり前と反論する麗華であった。
その後、父親から言及されたという報告を聞き驚く麗華だが、家計のひっ迫具合とは裏腹に父親の方は危機感がなく楽観的な態度でいる。
そこでG.I.P.からのスカウトの封筒のことを聞かれてアイドルにスカウトされたことを父親に告げる。
娘がアイドルということに興奮する父親とは対照的に麗華は父親から離れてまでアイドルをすることに乗り気ではなかった。
しかし「この世界に君がいる。それだけでこの世の誰よりも幸せ」という父の言葉に動かされて麗華はアイドルへと踏み出したのだった。
・麗華を励ますメンバーたち
バスの中でいまだに水着撮影に踏み出せない麗華をメンバーたちは、それぞれの方法で励ましていた。
都と絢香は麗華をからかうような態度であったが、麗華のことを心配していることを伝える。
ニコルは麗華にプロ意識を問い、リーダーとしての自覚を促す。
みうと桜は他のメンバーも少なからず水着グラビアには抵抗を感じているはずだと話す。
さらに壁によってセンターに抜擢されたみうに、そのときの気持ちを聞かされ動き出せない自分に落ち込む。
最後にやってきたあかねには撮影をした場合としなかった場合の冷静な今後の分析を説明されたあとサイコロを預けられる。
人間には感情があり合理的な判断だけでは行動できないというあかねは、サイコロの目が奇数なら水着を着る、偶数なら着ないという提案をしたのだった。
・アイドルとしてリーダーとして覚悟を決めた麗華
夕暮れも差し迫り撮影も終わりかけていたころ、ビーチに水着姿の麗華が現れた。
彼女はスタッフの人々に深々と頭を下げて自らが迷惑をかけたことを謝る。
そんな彼女を笑顔で嬉しそうに迎え入れるメンバーたち。
「良かった。奇数が出たのですね?」とといかけるあかねに対して答えずに「ありがとう」とだけ返す麗華。
サイコロの目は2であった。
撮影は無事に終了し麗華もリーダーとして覚悟を決めた。
いつもの待機ルームでメンバーに、散らかさない、ゴロゴロしない、時間は守るといった風紀を徹底させる麗華であった。
・22/7メンバーの身になにかが
グラビアの売れ行きも好調で波に乗る22/7は待機ルームで喜びの会話に花を咲かせていた。
しかし突然みうが気を失うように倒れ、それを心配し駆け寄った他のメンバーも次々と気を失ってしまう。
残されたのはただ一人、困惑するジュンのみであった。
「22/7(ナナブンノニジュウニ)」アニメ6話感想・評価・まとめ!
この6話は麗華を掘り下げたエピソードでした。
彼女の真面目さがどこから来ているのかがわかり良かったです。
生まれたときに1900グラム台という未熟児だった彼女は母親の自己犠牲的な祈りでもあってか助かったようです。
母親が彼女が何歳くらいの段階で亡くなってしまったのかは分からなかったですが、清く正しく生きるという約束は麗華の根幹になっているようです。
ただ厳格な性格のキャラクターなのではなくこういうバックボーンが知れると、キャラに好感が持ちやすくなるので良いと思います。
それにしても麗華の高校の友人たちはいまいちデリカシーに欠ける面があり気になりました。
麗華の父親が水道管修理に来た際に後輩に怒られていたという情報をわざわざ本人に言うあたりは酷いと感じます。
しかし直前までの麗華が学校のなかでモテる先輩を振ってしまったことや彼女が学校のミスに選ばれる容姿の持ち主であること、さらには真面目で勉強家であるという会話。
そこから推察するとかなり嫉妬を受けるような立場にあることも伺えます。
麗華がアイドルをするために東京へ行くことに難色を示したのは父親と離れることだけで、友人のことに触れなかったのはそういう事情もあるのかもしれません。
水着を渋る麗華をメンバーが励ますシーンも個性が出ていて面白かったです。
麗華が合田さんに抗議していた言葉から判断すると、人前で水着になることへの抵抗もありますが何より彼女は水着グラビアで人気を得ようとすることが引っかかっていたように思えます。
そんな中でラストのあかねが淡々と合理的な説明だけをしてサイコロを渡したことが最後の後押しになったのも面白いです。
結局サイコロの目は2でしたが麗華は水着を着ました。
これは麗華の中で答えは最初から出ていて着ないという選択肢はなかったことを意味している気がします。
彼女は自らを納得させる何かが欲しかっただけなのでしょう。
Cパートのメンバーが意識を失うシーンは相当気になるクリフハンガーですね。
ジュンのみ平気であったことから次回は彼女メインであることが伺えますが、意識を失った理由など謎が多すぎて色々と楽しみです。
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